山﨑英明
~プロフィール~
埼玉県川越市出身。愛知県立芸術大学卒業後、大学推薦で第25回京都芸術祭“デビューコンサート""に出演。在学中より作曲家青島広志氏に見出され、多くの薫陶を受ける。KAWAI表参道主催『青島広志トーク&コンサート”4大テノールの饗宴”』に抜擢・出演。
リサイタル、ジョイントコンサート、オペラなど数多くのコンサートに出演するほか、『山崎英明 トーク&コンサート』(あいちトリエンナーレ2013パートナーシップ事業公演)をはじめとするアウト リーチ活動およびコンサート企画にも力を注いでいる。これまでに愛知、岐阜、大阪、三重、京都などで50回以上に渡ってコンサートが開催され、地元メディアに取り上げられるなど常に好評を博している。
最近では日本語による歌唱の重要性とその魅力を伝えるため、あまり演奏されない隠れた名曲を紹介することをライフワークとしており、コンサートシリーズを定期的に開催するなど日本語歌唱の普及に努めている。明瞭な日本語の発語と多彩な表現、大胆な解釈には定評があり、中田幸子氏(故 中田喜直夫人)からは「音楽的で心がある歌唱」と評価された。現在、日本演奏連盟、名古屋オペラ協会所属。
これまでに、青島広志、大槻義昭、國弘雅也、川上洋司、山田実、武藤直美、木村淳子、高野二郎、弓場徹の各氏に師事。U.ハイルマン声楽マスタークラス修了。

【受賞歴】
第3回高校生のための歌曲コンクール入選
第1回ノーヴィーヴェーチェル国際音楽コンクール入選
コンセール・ヴィヴァン第28回新人オーディション合格
第13回“万里の長城杯”国際音楽コンクール優秀賞
第3回さくら音楽コンクール大学生の部最高位
第18回みえ音楽コンクール入選
第12回大阪国際音楽コンクール入選
第29回アジア国際音楽コンサートにて奨励賞
第3回山手の丘音楽コンクール奨励賞
第25回日本クラシック音楽コンクール優秀賞
第7回水芭蕉コンクール第3位(1位なし)受賞

これまで個人レッスン指導をはじめ、ベリーメリーミュージックスクール、カノンミュージックスクールなどで声楽・ヴォーカル講師として多くの指導をおこなった。また、社会教育・生涯学習講座の講師として各種団体指導もおこなっている。後述する研究活動の往還として、発声機能を重視した「発声制御理論」を土台としたメソッドには定評がある。名古屋学芸大学ヒューマンケア学部非常勤助手を経て、現在は目白大学人間学部助教。
また、発声研究家、音楽表現研究家として理論と実践の往還を目指した研究活動をおこなっている。三重大学大学院にて歌唱教授法に関する研究、総合研究大学院大学にて「歌唱の神経基盤と学習メカニズムの解明」をテーマに研究をおこなった。その成果を国内外の学会や研究会などで発表、論文として発表している。

【受賞歴】
第35回大幸財団学芸奨励受賞
受賞内容:歌唱におけるピッチ制御の学習メカニズム
最近では社会教育や保育士を取り巻く諸問題に対してなど音楽を人間の発達の角度から検討した研究をおこなうなど研究範囲を拡げている。
自然科学研究機構 生理学研究所を経て、現在は八洲学園大学リカレント研究センター研究員、岐阜県立希望が丘こども医療福祉センター発達精神医学研究所客員研究員を務める。
~生徒様へのメッセージ~
恥ずかしい話、私自身、大学に入るまで5浪しました。
今になっては笑い話ですが、当時はどうやったら上手に歌えるかについてまったくわかりませんでした。多くの歌のレッスンは感覚的に指導するので、よくわかりません。
大学入学後、発声に関する学術的な理論がいかに大切なのかということがわかり、自分の苦労を生かすために研究の世界に入りました。大学院で発声理論と歌唱学習に関する研究で修士号を取得し、博士課程では「歌は本当に上手になるのか」のメカニズムと方法論に関する研究を行いました。「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを愉快に、
愉快なことをまじめに」が私のモットーです。演奏においても研究においても、多くの人とコミュニケートしていく上で、こうでありたいと思っています。
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