一人の力では素晴らしい音色は生み出せない
合唱が持つ最大の魅力は、やはり「たくさんの声が重なることで生まれる音色の美しさ」
ではないでしょうか。一人一人の歌声は小さくても、
たくさん集まって溶け合うことによって広がりと深みのある響きが生まれるのです。
でも、たとえみんなが同じことを同時に歌っていても、
それぞれがバラバラなことを考えていれば、
美しい響きは生まれません。抽象的な言い方になりますが、
大切なのは歌う人みんなが「気持ちをひとつに揃える」こと。
楽しい曲ならその楽しさを、悲しい曲なら悲しい気分を、
全員が一緒に感じて歌うことで、はじめて聴く人の心に響く歌になるのです。